ショップ=お客様を前にして商品を販売するところ。即ちお店です。最近ではインターネットなどで商品を購入できるネットショップというものもありますが、ここでは前者のお店の事を前提として話を進めていきます。
小規模な家族経営のお店から、チェーンストア、百貨店に至るまで、お客様が来店して商品を購入すればその場で必ず必要となるパッケージがあります。主たるものではテークアウト用の袋の類(サービスバッグ)、菓子店であればケーキなどを入れる箱や容器、商品をラッピングする包装紙などです。それを総称してここではショップパッケージという言い方をさせていただきます。ネットショッピングやカタログ通販の場合には商品を保護するという機能がメインとなりますので、段ボールケースが必要となりますが、これはまた別の項目で取り上げたいと思います。
ショップパッケージとネットショップやカタログ通販での配送ケースとの大きな違いは、効率や機能面だけでなく、そこにデザインという「ビジュアルコミニュケーション」の機能が加わるかどうかです。勿論、配送ケースにも社名のロゴなど印刷は必要ですが、ショップパッケージにはデザインの機能を重要視せねばならない理由があります。そのひとつは、顧客に商品や店舗のイメージを伝えねばならないこと、もうひとつはそれによって顧客の満足感を演出せねばならないことです。ショップパッケージの店舗における役割は決して軽いものではありません。